離れて暮らす親へ!高齢者向け防災グッズの必需品リストと選び方

離れて暮らす親へ!高齢者向け防災グッズの必需品リストと選び方 防災グッズ

高齢者の防災グッズは、若い世代向けとは選び方が違います。本記事では、離れて暮らす親へ準備したい方に向けて、高齢者に本当に必要な防災グッズを「最低限」と「あると安心」の2段階でリスト化。

さらに、選び方の基準、親にプレゼントするコツ、持病の薬の備え方から家の安全対策まで、まとめて解説します。

「離れて暮らす親の備えが心配」「自分の防災を見直したい」という方も多いはずです。何から揃えればいいか分からなくても大丈夫です。この記事を読めば、今日から準備を始められます。ぜひ最後までご覧ください。

防災ヒーロー
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この記事は、こんな人にこそ読んでほしいぜ!

  • 離れて暮らす親の防災が心配な方
  • 高齢の自分や家族に合った備えを知りたい方
  • 薬や避難など、高齢者ならではの注意点を押さえたい方

高齢者の防災グッズは何が必要?まず揃えたい必需品リスト

高齢者の防災グッズは、一般的に必要なものに「高齢者ならではの品」を足すのが正解です。

水・食料・明かり・簡易トイレ・常備薬は、誰にとっても欠かせません。そこに老眼鏡や補聴器、杖、お薬手帳などを加えるのが、高齢者の防災の基本になります。

備える量の目安は、最低でも3日分、できれば1週間分です。ただし、詰め込みすぎは禁物です。重すぎる防災リュックは、かえって避難の妨げになります。まずは「最低限そろえたいもの」から見ていきましょう。

最低限そろえたい防災グッズ(一次持ち出し品)

最低限そろえたいのは、命を守る「一次持ち出し品」です。避難するとき、まず持って出る一袋に入れておきます。

  • 飲料水(1人1日3リットルが目安)
  • 食べやすい非常食(3日〜1週間分)
  • 常備薬・お薬手帳のコピー
  • 簡易トイレ(携帯トイレ)
  • LEDヘッドライト(両手が空く)
  • 携帯ラジオ(手回し充電式が安心)
  • モバイルバッテリー
  • 笛(助けを呼ぶため)
  • 健康保険証・身分証のコピー、現金(小銭)
  • 歩きやすく脱ぎ履きしやすい靴(紐なしのズック靴など)

明かりは、懐中電灯よりヘッドライトがおすすめです。両手が空くので、移動も作業も安全になります。ラジオは、停電でも情報を得られる手回し式が便利です。

高齢者ならではの「あると安心」グッズ

基本の備えに加えて、高齢者ならではのグッズを足します。普段使っているものが、災害時にも欠かせないからです。

  • 老眼鏡(予備)
  • 補聴器と予備の電池
  • 折り畳みできる杖
  • 入れ歯ケース・洗浄剤・口腔ケア用品
  • 大人用紙おむつ・尿取りパッド
  • 常備薬の予備(少し多めの日数分)
  • 保温できる毛布・カイロ
  • 使い慣れた日用品(普段の安心につながる)

補聴器の電池や老眼鏡は、なくなると一気に生活が不便になります。予備を防災リュックに入れておきましょう。口腔ケア用品も大切です。口の中の汚れは、誤嚥性肺炎(食べ物や唾液が気管に入って起こる肺炎)の原因になります。歯磨きシートや入れ歯洗浄剤を備えておくと安心です。

なぜ高齢者の防災グッズは選び方が違う?(軽い・使える・運べる)

高齢者の防災グッズは、「軽い・使える・運べる」で選びます。加齢で筋力や視力、聴力が衰え、持病を抱えていることも多いからです。若い人と同じ基準で選ぶと、いざというとき使えないことがあります。

たとえば、固いフタは開けられないことがあります。重いリュックは背負えません。小さな文字の説明書は読めません。だからこそ、高齢者目線で選ぶことが大切です。

軽くてシンプル・片手で使えるものを選ぶ

グッズは、軽くてシンプルで、片手でも使えるものを選びます。力が弱くても操作できることが条件です。

購入する前に、フタやスイッチを実際に確かめましょう。「自分(親)の力で開けられるか」「操作が分かりやすいか」が選ぶ基準です。説明書が複雑なものや、細かいボタンが多いものは避けた方が無難です。

「運べない問題」を解決する3つの工夫

高齢者の防災で最大の壁が、「重くて運べない」問題です。これを解決する工夫が3つあります。

1つ目は、リュックを軽くすることです。消防庁などの目安では、非常持ち出し袋の重さは男性15kg・女性10kg程度が上限とされていますが、高齢者の場合は5〜6kg程度に抑えるのが安心です。背負ってみて、無理なく歩ける重さに調整してください。

2つ目は、キャスター付きバッグやキャリーカートを使うことです。背負わず引いて運べるので、体への負担が減ります。

3つ目は、保管場所を分けることです。すべてを1つの大きな袋にまとめず、玄関・寝室などに分散して保管します。一袋を軽くすれば、必要なものだけをさっと持ち出せます。


実家の親に防災グッズを準備してもらう・プレゼントするコツ

「自分は大丈夫」と言って、なかなか防災グッズを準備してくれない親御さんも多いです。そんなときは、子世代からプレゼントとして渡すのが一番確実です。

敬老の日や誕生日、帰省のタイミングで「自分たちも買ったから、お揃いで買ったよ」「最近地震が多いから心配で」と手渡すと、すんなり受け取ってもらえます。

その際、中身の使い方を一緒に確認しながらリュックに詰めるのがポイントです。どこに何が入っているか、本人にしっかり把握してもらうことが大切だからです。

持病の薬とお薬手帳はどう備える?高齢者防災の最重要ポイント

持病の薬は、高齢者の防災で最も大切な備えです。薬が切れると、命に関わることもあるからです。最低3日分、できれば1〜2週間分を多めに用意しておきましょう。

薬は、かかりつけ医に相談すると多めに処方してもらえることがあります。災害に備えたい旨を伝えてみてください。防災リュックには、少し多めの予備を常に入れておくと安心です。

お薬手帳のコピーも忘れずに入れます。災害時は、薬の名前が分かっても量が分からないと、すぐに処方してもらえないことがあります。スマートフォンで手帳を撮影しておくのも有効です。

「災害時緊急連絡カード」を作っておく

いざというときのために、災害時緊急連絡カードを作っておきましょう。本人が説明できない状況でも、必要な情報が周囲に伝わります。

カードに書く主な内容は、次のとおりです。かかりつけの医療機関、服用中の薬、持病やアレルギー、家族の緊急連絡先です。財布やお薬手帳と一緒に、普段から持ち歩くようにしてください。

防災ヒーロー
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薬とお薬手帳は、本人にしか分からないことが多いぜ。元気なうちに「どこに何があるか」を家族で共有しておくと安心だ!

高齢者は避難所がつらい|在宅避難の備えと避難のコツ

高齢者にとって、避難所での生活は大きな負担になります。慣れない環境やトイレ、固い床での睡眠が、体調を崩す原因になるからです。自宅が安全なら、在宅避難も有力な選択肢になります。

在宅避難とは、自宅にとどまって避難生活を送ることです。住み慣れた家なら、心身への負担を減らせます。そのためには、水・食料・簡易トイレを多めに備蓄しておくことが前提になります。

ただし、無理は禁物です。家が危険な場所にある場合や、洪水・土砂災害の恐れがあるときは、迷わず早めに避難してください。高齢者は避難に時間がかかります。「警戒レベル3(高齢者等避難)」が出たら、その時点で避難を始めるのが原則です。

食べやすい備蓄を(介護食・とろみ食・ローリングストック)

高齢者の備蓄食は、「食べやすさ」で選びます。避難所の食事は、固かったり大きかったりして、食べにくいことがあるからです。

噛む力や飲み込む力が弱い場合は、やわらかい介護食やとろみ食を備えましょう。レトルトのおかゆや、やわらかいレトルト食品が便利です。普段から少し多めに買い、古いものから食べて補充するローリングストック(日常で消費しながら買い足して備える方法)なら、無理なく備蓄できます。


避難行動要支援者名簿・福祉避難所を知っておく

自力での避難が難しい場合は、避難行動要支援者名簿福祉避難所を覚えておきましょう。支援を受けやすくするための、公的な仕組みです。

避難行動要支援者名簿とは、災害時に支援が必要な人を、自治体が事前に登録しておく名簿です。登録すると、いざというとき近所の人や行政の手助けを受けやすくなります。お住まいの市区町村の窓口で確認できます。

福祉避難所は、高齢者や障がいのある方に配慮した避難所です。一般の避難所での生活が難しい場合に利用できます。地域にどこがあるか、事前に調べておくと安心です。

家の安全対策と家族で決めておくこと

防災グッズと同じくらい大切なのが、家の中の安全対策です。グッズをそろえても、倒れた家具の下敷きになっては意味がありません。まずは家具の固定と、通路の確保から始めましょう。

寝室・足元の安全を最優先に

家の安全対策は、寝室から始めるのがおすすめです。高齢者は動きが遅く、逃げ遅れやすいからです。

寝ている場所の近くに、倒れてくる家具がないか確認しましょう。背の高い棚やタンスは、転倒防止器具で固定します。割れたガラスでケガをしないよう、足元にスリッパや靴を置いておくのも有効です。夜間の停電に備えて、枕元に明かりも用意しておきましょう。

離れて暮らす親と決めておくこと

離れて暮らす家族は、どう安否を確認するかを事前に決めておきましょう。災害時は電話がつながりにくくなるからです。

災害用伝言ダイヤル(171)や、家族のSNSグループなど、連絡手段を複数決めておくと安心です。集合場所や避難先も話し合っておきましょう。また、ご近所や民生委員に「何かあったら声をかけてほしい」と頼んでおくと、いざというとき心強い味方になります。

まとめ|高齢者の防災は「本人が使える備え」がいちばん

高齢者の防災グッズは、本人が無理なく使える備えがいちばんです。最低限の必需品をそろえ、高齢者ならではの品を足し、薬を多めに用意する。そして、運べる工夫と家の安全対策をしておく。これだけで、災害時の安心は大きく変わります。

完璧を目指す必要はありません。まずは水と薬、お薬手帳から始めてみてください。離れて暮らすご家族は、次の帰省のときに一緒に備えを見直すのがおすすめです。下の関連記事も、あわせて参考にしてください。

防災ヒーロー
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備えは、離れていても家族みんなでできるぜ。次に会うとき、一緒に防災を見直してみないか?

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