災害時に困らないスマホ設定の鉄則|バッテリー節電と通信手段

災害時に困らないスマホ設定の鉄則|バッテリー節電と通信手段 災害対策

災害が発生して停電になった時、スマートフォンは情報収集や安否確認の生命線となります。

しかし、充電が切れてしまえばただの板になってしまいます。いざという時に「バッテリーが足りない!」「連絡が取れない!」とパニックにならないための対策が必要です。

この記事では、災害時にスマホのバッテリーを極限まで長持ちさせる「節電術」と、無料の災害用Wi-Fi「00000JAPAN」をはじめとする「通信手段」、そして平時からやっておくべき備えについて分かりやすく解説します。

なお、停電対策について網羅した情報を知りたい方は、以下のまとめ記事もご覧ください。

防災ヒーロー
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この記事は次のような人におすすめだぜ!

  • 災害時にスマホの充電がもつか不安な人
  • 00000JAPANや機内モードの正しい使い方を知りたい人
  • 電波がつながらない時の連絡手段や安否確認ルールを確認したい人
  1. 災害時にスマホのバッテリーを長持ちさせる節電術(設定編)
    1. 低電力モード(バッテリーセーバー)を最優先でオンにする
    2. 画面の明るさを最低にし、有機ELは「ダークモード・黒背景」にする
    3. 不要なアプリ・位置情報・Bluetooth・バイブレーションをオフにする
    4. 【注意】緊急通報(110番・119番)や衛星SOS機能を使うときのポイント
  2. 圏外になったらすぐに「機内モード」へ切り替え
    1. 圏外のスマホは基地局を探し続けてバッテリーが激減する
    2. 機内モード中でもWi-Fiのみオンにして通信するテクニック
  3. 災害時の通信手段と安否確認|電波がつながらない時の対処策
    1. パスワード不要の災害用無料Wi-Fi
    2. 音声電話よりSNS(LINE等)や災害用伝言板(web171)を優先する
    3. 停電時でもつながりやすい「公衆電話」
  4. 停電が長引いた時のスマホ充電手段
    1. コンビニ・自治体・キャリアの「災害時無料充電スポット」の探し方
    2. 車中のシガーソケット・ポータブル電源を活用する
  5. 平時からできるスマホの防災対策とルール作り
    1. モバイルバッテリーを「防災ポーチ(0次の備え)」に入れて毎日持ち歩く
    2. スマホ充電切れに備えて「家族の連絡先・重要情報」を紙の手帳に控える
    3. 家族と安否確認の「第1連絡先・第2連絡先」を決めておく
  6. まとめ:災害時はスマホの節電設定と複数手段の備えが命を守る

災害時にスマホのバッテリーを長持ちさせる節電術(設定編)

災害時 スマホ バッテリー

スマホのバッテリーを長持ちさせるには、まずは設定を見直し、無駄な電力消費を徹底的に抑えることが基本です。設定変更だけで、バッテリーの持ち時間は数倍に伸びます。

低電力モード(バッテリーセーバー)を最優先でオンにする

災害時には、iPhoneなら「低電力モード」、Androidなら「バッテリーセーバー」を最優先で有効化してください。

これをオンにするだけで、バックグラウンドでの通信やメールの自動受信、アプリの自動更新が制限され、大幅な節電になります。

画面の明るさを最低にし、有機ELは「ダークモード・黒背景」にする

スマホの中で最も電力を消費するのは「画面の表示」です。

普段は「明るさの自動調節」をオンにしている方が多いと思いますが、災害時は自動調節を切り、画面が見えるギリギリの暗さまで手動で下げましょう。

さらに、近年主流の有機EL(OLED)ディスプレイを搭載したスマホの場合、画面を「ダークモード(黒基調)」にしたり、壁紙を黒色に変更することで消費電力を劇的に抑えられます。有機ELは黒い部分を発光させないため、黒い表示ほど節電につながります。

不要なアプリ・位置情報・Bluetooth・バイブレーションをオフにする

Wi-FiやBluetooth、位置情報サービス(GPS)など、その時使っていない通信機能はすべてオフにしてください。

また、見落としがちなのが「音量」と「バイブレーション(振動)」です。通知音や着信バイブレーションもモーター駆動で電池を消費します。不要なアプリの通知を切り、バイブ機能もオフにしておきましょう。

【注意】緊急通報(110番・119番)や衛星SOS機能を使うときのポイント

節電のために各通信機能をオフにしていても、110番(警察)や119番(消防)への緊急通報を行う際は、通信が必要になります。

また、最新のiPhoneなどに搭載されている「衛星通信経由の緊急SOS」は、携帯電波の圏外でも空が見えればSOSを発信できる重要機能です。いざという時にスムーズに使えるよう、端末の緊急通報ボタンや起動手順をあらかじめ確認しておきましょう。

災害時のスマホ節電チェックリスト
  • 低電力モード(バッテリーセーバー)をオンにする
  • 画面の明るさを手動で最低レベルまで下げる
  • 有機ELディスプレイならダークモードと黒壁紙に変える
  • 未使用時のBluetooth・GPS・Wi-Fiをオフにする
  • 不要なアプリの通知・バイブレーションをストップする

圏外になったらすぐに「機内モード」へ切り替え

圏外になったらすぐに「機内モード」へ切り替える理由

地震や台風などで基地局が被災し、スマホのアンテナが「圏外」になってしまった時は、迷わず「機内モード」に切り替えてください。これがバッテリーを長持ちさせる上で非常に重要です。

圏外のスマホは基地局を探し続けてバッテリーが激減する

スマホは圏外になると、「電波をつかもうとして基地局を探し続ける」という動作をバックグラウンドで絶え間なく行います。

この電波探索の処理は非常に大きな電力を消費するため、そのまま放置すると数時間でバッテリーが空になってしまいます。

機内モードをオンにすれば、この無駄な通信処理を強制的にストップできます。時間を決めて定期的に機内モードを一時解除し、電波が復旧したか確認するという使い方がおすすめです。

機内モード中でもWi-Fiのみオンにして通信するテクニック

機内モードをオンにした状態でも、設定画面やコントロールセンターから「Wi-Fiだけ」をオンにすることが可能です。

避難所などでWi-Fiが飛んでいる場合は、モバイル回線をオフ(機内モード)にしたままWi-Fi接続だけで通信すれば、電波探索による電力消耗を防げます。

災害時の通信手段と安否確認|電波がつながらない時の対処策

災害時の通信手段と安否確認|電波がつながらない時の対処策

災害時は電話回線が非常に混雑し、音声通話がほとんどつながらなく可能性が高いですそのため、災害用Wi-Fiやデータ通信、公衆電話を使い分けましょう。

パスワード不要の災害用無料Wi-Fi

00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」とは、大規模災害が発生した際に、通信キャリア各社が無料で開放する公衆Wi-Fiサービスです。

パスワードや事前登録は不要で、スマホのWi-Fiネットワーク一覧から「00000JAPAN」を選ぶだけで誰でもインターネットに接続できます。

非常に便利な00000JAPANですが、緊急時の利便性を優先しているため、通信の暗号化がされていません。通信内容を第三者に読み取られるリスクがあります。

そのため、ネットバンキングの利用やクレジットカード情報、パスワードの入力などは絶対に避けてください。また、悪意のある第三者が「00000JAPAN」と同じ名前の偽Wi-Fi(なりすまし)を飛ばしている可能性もあるため、安否確認やニュースの閲覧など必要最小限にとどめましょう。

音声電話よりSNS(LINE等)や災害用伝言板(web171)を優先する

大きな災害の直後は、電話が殺到して通信規制がかかります。

そのため、音声通話よりも、パケット通信を利用するLINEなどのSNSやメール、SMSの方がはるかにつながりやすいです。

また、災害時に開設される「災害用伝言ダイヤル(171)」や、インターネット版の「災害用伝言板(web171)」、携帯キャリア各社の災害用伝言板は、通信障害時でも優先的に接続される確実な安否確認手段です。

停電時でもつながりやすい「公衆電話」

スマホの充電が切れてしまった場合や、携帯電話の基地局がダウンしている時でも頼りになるのが「公衆電話」です。

公衆電話は通信ビルから電話線を介して直接電力が供給されているため、街が停電していても通話可能です。

さらに、広域災害時には公衆電話が無料開放され、硬貨やテレホンカードがなくても通話できるようになります。

総務省より

最寄りの公衆電話の場所を平時から確認しておきましょう。

外出先で災害に遭った場合の帰宅困難対策や情報収集については、以下の記事も参考にしてください。

停電が長引いた時のスマホ充電手段

停電が長引いた時のスマホ充電手段と確保方法

停電が数日間に及ぶと、手持ちのモバイルバッテリーだけでは残量が不足してきます。長期停電時の充電確保ルートを知っておくことが大切です。

コンビニ・自治体・キャリアの「災害時無料充電スポット」の探し方

大規模停電の際、自治体の避難所や役場、携帯キャリアのショップ、一部のコンビニ・家電量販店などで「無料充電ステーション」が開設されることがあります。

自治体の防災ラジオ、広報車、公式SNSやポータルサイトの災害情報から充電提供場所を確認できます。

車中のシガーソケット・ポータブル電源を活用する

自動車を持っている家庭なら、エンジンをかけてシガーソケット(カーチャージャー)からスマホを充電できます。また、家庭に大容量の「ポータブル電源」があれば、家族全員のスマホを何日も充電し続けることが可能です。

ポータブル電源の選び方や活用法については、以下の記事で詳しく解説しています。

平時からできるスマホの防災対策とルール作り

災害が起きてから慌てないために、平時からスマホとバッテリーの備えを進めておきましょう。

モバイルバッテリーを「防災ポーチ(0次の備え)」に入れて毎日持ち歩く

モバイルバッテリーを防災ポーチ(0次の備え)に入れて毎日持ち歩く

災害はいつどこで起こるか分かりません。外出先でも確実に充電できるよう、普段からモバイルバッテリーをカバンや「防災ポーチ(0次の備え)」に入れて持ち歩く習慣をつけましょう。

最近は「ソーラー充電」や「手回し充電」の機能がついたモバイルバッテリーもあるので、停電時も安心です。

スマホ充電切れに備えて「家族の連絡先・重要情報」を紙の手帳に控える

普段、家族の電話番号をスマホの電話帳に頼りきっていると、スマホのバッテリー切れや故障・紛失時に連絡が取れなくなる「スマホ依存のリスク」があります。

万が一に備えて、家族の携帯電話番号や保険証の番号などを書いたアナログの連絡帳(紙のメモ)を財布や防災ポーチに常備しておきましょう。公衆電話を使う際にも役立ちます。

家族と安否確認の「第1連絡先・第2連絡先」を決めておく

「災害が起きたら、まずはLINEでスタンプを送る」「LINEが繋がらない時はweb171にメッセージを残す」「通信も使えない時は〇〇避難所で合流する」など、複数の連絡手段と優先順位、最終的な集合場所を事前に家族で話し合い、ルールを決めておきましょう。

まとめ:災害時はスマホの節電設定と複数手段の備えが命を守る

災害時のスマートフォンは、設定ひとつですぐにできる「節電術」、00000JAPANや公衆電話といった「通信手段の使い分け知識」、そして「モバイルバッテリーと紙の連絡メモ」の備えが揃ってはじめて真価を発揮します。

いざという時に大切な人と確実に連絡が取れるよう、今日からできるスマホの防災対策をさっそく始めてみてください。

防災ヒーロー
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モバイルバッテリーはカバンに入れっぱなしだと自然放電しちゃうから、日常でも使って充電する「ローリングストック」を意識しようぜ!

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